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幻のビートル・ギター KENSINGTON の復刻に続いて、当クレーンギターズがまたも独自の企画/プロデュースで幻のギターの復刻に挑みました。今回は右の写真、映画『HELP!』の中で「悲しみをぶっとばせ(You've Got to Hide Your Love Away)」が流れる場面でもお馴染みの、ジョンが手にしているドイツFRAMUS社製12弦アコースティック・ギターHOOTENANNY。ナチュラル仕様のオリジナルは殆ど現存せず、あってもとんでもない高値で売買されてしまう、この幻のギターの復刻です。独FRAMUS社製のオリジナルに関しては下記「a short stroy」を読んでいただければと思いますが、今回も数多の難題をなんとか乗り越え、可能な限りオリジナルの仕様を踏襲し、完成しました。
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今回の復刻版「HOOTENANNY SPECIAL」は、ジョンが所持したのと同じ65年FRAMUS製のオリジナルからの厳密な採寸のもとサイジングされています。この異様な程長く、そしてとんでもなく分厚いヘッドも本物から採寸し復元されています。ネックの材はマホガニー。勿論オリジナルの構造同様に、スカーフジョイントも復元しています。
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限られた数のオーダーだったため、GOTOHさんはハンドメイドでこのペグを製作されたそうです。トルクや安定性はさすが世界一! 本物のペグを軽く凌駕するその精度には驚きです。このGOTOHの素晴らしいペグ精度を維持するため、ポスト部分のブッシュはオリジナルとは形状がやや異なるパーツを採用していますが、それでも今回はネジ穴の位置や数は勿論、スクリュー(マイナスのネジです)にいたるまで、本物同様に復元しています。
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こだわりの復刻部分は他にもあります。オリジナルのピックガードは実はベッコウ柄で裏から黒く塗装されている、という変わった仕様なのですが、勿論それをそのまま復元、オリジナル同様にマイナスのビスでトップ板にネジ止めされています。
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パーツのみならず、ボディ本体の仕様にも細心の注意を払い復刻されています。ラウンドホールに張られたローゼットは、放射状に杢が広がるデザインで、それをチェッカーのバインディングが中央/外側両方から挟み込んだデザインですが、それを忠実に再現しました。
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そして仕上げの細かい部分ではありますが、ボディ内部に張られたラベルも、本物のFRAMUSのラベルを参考に、デザインされています。本物には「BUILD IN THE HEART OF BAVARIA」の文字がありますが、今回はドイツの職人技術に敬意を表し「LEGEND IN THE HEART OF BAVARIA」としてみました。塗装はクリアのラッカーです。ジョン・レノン本人が手にしていた新品当時のHOOTENANNYをイメージしたため、カラー処理は一切なされていません。 | ![]() ![]() |
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特製のハードケースは、前回のKENSINGTON同様、ワニ革を模したフェイクレザー仕様のハードケースです。今回はこのケースも勿論ですが、前述したGOTOH製のカスタム・ペグ、そして勿論ギター本体にいたるまで、全て日本の職人さんの高い技術が集結した、純メイド・イン・ジャパンです。日本の高レベルな職人気質による精密な技術とその芳醇なサウンドをお楽しみいただけるギターに仕上がった、と自負しています。
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FRAMUS社は第2次大戦後には(HOFNER社と並び)ドイツを代表する一大楽器メーカーとなった会社です。プロ向けの高品質楽器と同時に、学校等の教材として使用された楽器も多種類/多数製造していたことから、丁度日本でのヤマハやカワイといったメーカーに相当するブランドであったことが伺えます。FRAMUS社は70年代に一旦経営を終了しますが、その後創始者の息子さんが会社を受け継ぎ、現在WARWICKという社名で多数の名作エレキベースを発売しており、日本でもお馴染みかと思います。
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一説にはジョン・レノンはこのギターを65年初頭に入手した、と言われています。ジョンの手にする同モデルは64年以降の仕様で、イギリスで入手していることからも、説の信憑性は間違いなく高いと思われます。そして同65年アルバム『HELP』の中で、更に同名映画の中でお目見えしたことで、一気にこのギターは有名になりました。FRAMUS社は当時、同社の広告に映画『HELP』のスチール写真(本ページの一番上に掲載した写真)を使用しており、公式にジョンのギターとして喧伝されたギターということになります。
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